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志賀高原ユネスコエコパークエリア拡張に向けて

 志賀高原ユネスコエコパーク(以下「志賀高原BR」という。)のエリアは、平成26年に私たちが住んでいる居住地域までエリアが拡大しましたが、上信越高原国立公園の公園計画の見直しが行われたことを受けて令和6年までに全町をBRエリアに変更する計画です。今回はこの変更についてポイントを説明します!

1.まずはじめに
 ユネスコエコパークは下記の3つの地域に分けられ、この地域は相互に関わり合い強化し合う関係にあります。

 核心地域 ほとんど人為の影響がなく大切に保護され、長期的に保全される地域です。
 緩衝地域核心地域を取り囲むように設定され、自然を学び観光などに活用される地域です。
 移行地域人々が生活し、自然と調和した発展を実現する地域です。

2.変更となるポイント

 ◆①魚野川源流域及び雑魚川流域の一部を変更
   樹齢200年を超える落葉広葉樹や亜高山帯針葉樹林などの原生林が残っている貴重な地域で
   あることから新たに核心地域及び緩衝地域へ追加します。

 ◆②志賀山周辺の核心地域を拡張
   現在の核心地域は志賀山周辺をエリアとしますが、これに加えて大沼池周辺の渓畔林などを
   核心地域として拡張します。

 ◆③核心地域を保全するために
   現在の核心地域の中之条町側はBRエリアではありません。核心地域の保全を図るためには
   緩衝地域で周りを囲む必要があるため、緩衝地域を拡張します。

 ◆④ラムサール登録エリアの拡張
   2015年に群馬県中之条町「芳ヶ平湿地群」の貴重な湿地や池、日本最大級のチャツボミゴケ
   群落が認められ湿地を保全するための条約「ラムサール条約湿地」に登録されました。
   また、湿地郡内にはかつての鉱山開発跡が残っている地域でもあることから緩衝地域として
   拡張します。

3.さいごに
 志賀高原BRエリアが変更されることで山ノ内町は全域がエリア内に、中之条町は一部がエリア内に増加されます。しかし、身近にある自然環境や地域に根付く文化を守るためこれを機に故郷に関心を抱き自ら調べてみるのも良いかもしれませんね。